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掲載日時:2024年01月07日

人生の中に仕事がある 男性マネージャーが育休を取れる会社

男性で育休を取得するのはサロン初だそうですね。さらに店長という立場で休暇を取ることは悩まれましたか?

確かに悩みましたけど、代表に話をしたら二つ返事で「いいよ」と言ってもらえたことは大きかったですね。お客様にも前もってお伝えして、ご理解いただくことができました。出産は、人生で一度あるかないかのことですし、代表とお客様の理解に背中を押されて、思い切って育休をとることにしました。

―育休中、店長の業務は他のスタッフの方が担当されたのですか?

副店長に任せました。店長の仕事でいちばん重要なのは、お店の運営・管理。なにかトラブルがあったときに指揮をとることです。元々、お店の仕組みとして、誰かが不在のときに代わりに誰がどの業務をやるか決まっていたので、その辺はスムーズだったと思います。育休中も、なにかあればラインで連絡はとっていましたし、スタッフもそれほど困ることはなかったと思います。

ーパパとして育児はどんな事をされていますか? 

コロナ禍で出産に立ち会うことができず、初めて対面できたのは、生後6日目。退院する日に病院に迎えに行った日でした。いや~、ガッツ石松でしたね(笑)実際に僕が育児を始めたのは、育休明けになります。起きてから家を出るまでの時間と帰宅後のそれぞれ2時間にオムツ替えやミルク、沐浴のアシスタントまでなんでもやります。いまでは、ウンチを手で受け止められるくらいオムツ替えが得意になりました(笑)。

―パパになったことで気持ちの変化はありましたか?

育休中、仕事を離れて考える時間があったので、自分を見つめ直すきっかけになったと思います。人によって幸せの形は違うので、その人が幸せだと思えるように生きるべきだなと改めて思いました。家族とか友達とか親とか、僕にまつわる、僕が大好きな人を幸せにしたいです。それに尽きます。そのために仕事があるのですが、自分がしている仕事が嫌だと感じるのであれば、その仕事はやめたほうがいいと思うんです。それでお金を稼げたとしても、自分が幸せを感じないのであれば、僕の幸せ論とは違ってきます。

僕は、「人生」と「時間」の使い方ってニアリーイコールだと思っているんですね。自分の時間をどう使うか、どういう時間を過ごすかがその人の人生じゃないかなって。となると、無駄な時間の過ごし方はできないですよね。美容師という仕事から少し離れてみて、やっぱり僕はこの仕事が好きなんだなと再認識できました。家族と同じようにスタッフも大事だから、みんなが働きやすくて、幸せになれるような環境をさらに整えられればいいなと思っています。




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